2025年11月1日、松本人志さんが約1年10ヶ月ぶりに活動を再開しました。
しかし、その舞台は地上波テレビではなく、独自の配信サービス『DOWNTOWN+』でした。
「松本動きました」という第一声とともに登場した松本さんですが、なぜ地上波テレビには戻らないのでしょうか?
この記事では、松本人志さんがテレビに戻らない理由と、新たな挑戦の全貌をお伝えします。
松本人志が地上波に戻らない理由 ― 裏にある”テレビの構造的問題”

松本人志さんが地上波テレビに復帰しない背景には、テレビ業界の構造的な問題があります。
2023年12月の週刊文春報道をきっかけに、松本さんは2024年1月から芸能活動を休止していました。
2024年11月には訴訟を取り下げ、「心を痛められた方々に対して率直にお詫び申し上げます」と謝罪の言葉を述べています。
活動再開後、TBSやフジテレビ、日本テレビなど主要テレビ局は松本さんの復帰について慎重な姿勢を見せています。
TBSの合田隆信専務は「特に決まっていることはございません」と回答し、題材にも上がっていないと説明しました。
各局が慎重になる理由は、スポンサー企業への配慮です。
地上波テレビは広告収入に完全依存しており、スポンサー企業のイメージを考慮せざるを得ない構造があります。
ある民放関係者は「各局とも”お見合い状態”で、最初に起用する局がどこになるのか様子見をしている」と明かしています。
松本さん自身も初回生配信で「これ以上テレビスタッフに迷惑をかけられない。だからこそ、この場を作った」と語りました。
つまり、松本さんがテレビに戻らないのは「戻れない」のではなく、「新しい道を選んだ」というのが実態のようです。
PPV生配信『DOWNTOWN+』とは? ― 儲かる仕組みと”自由すぎる”新舞台

『DOWNTOWN+』は、2025年11月1日21時からサービスを開始した独自の配信プラットフォームです。
料金は月額1,100円、年額11,000円の定額制で、スマートフォン、パソコン、テレビで視聴可能です。
年額プランは月額換算で約917円となり、NetflixやAmazonプライムと比較しても競合できる価格帯といえます。
仮に30万人の登録者を獲得した場合、月間収入は約3.3億円、年間では約40億円の売上が見込まれます。
松本さんの活動休止前の推定年収は5億円超とされていましたが、『DOWNTOWN+』が軌道に乗れば、それを上回る収益も十分可能です。
地上波テレビとの最大の違いは、スポンサーに依存しない収益構造にあります。
視聴者が直接料金を支払うため、収益が出演者や制作側に直接還元されます。
また、配信サービスでは放送法の適用を受けず、自主的な判断で内容を決定できるため、表現の自由度が格段に高くなります。
初回生配信では、松本さんは約1時間にわたり自由にトークを展開し、会場は終始笑いに包まれました。
地上波では難しい率直な発言や、視聴者との双方向コミュニケーションも見られ、「自由すぎる新舞台」としての魅力を存分に発揮しています。
“テレビの外”で再び天下を取る? 松本人志の今後と芸能界の潮流

松本人志さんの『DOWNTOWN+』での活動は、芸能界全体の潮流を象徴する動きといえます。
若年層を中心にテレビ離れが加速しており、ICT総研の2025年調査によると、有料動画配信サービスの利用者数は2025年に3,890万人に達すると予測されています。
特に若年層では、「見たい作品を、見たい時に見る」という配信サービスのスタイルが定着しています。
芸能界でも、霜降り明星、チョコレートプラネット、かまいたちがYouTubeで100万人登録を達成するなど、配信プラットフォームへの移行が進んでいます。
NetflixやAmazon Prime Videoでは、お笑い特番やオリジナルコンテンツが制作され、多くの芸人が参加しています。
業界関係者の間では、「配信が当たり前の時代」という認識が広がっており、『DOWNTOWN+』はその象徴的な事例です。
松本さん自身、初回配信で「たくさんの芸人仲間とか、後輩を巻き込んだ。そんな人もいっぱい出られるようなプラットフォームができた」と語っています。
今後は月1回の松本さん単独生配信の継続、アーカイブコンテンツの順次公開、視聴者参加型企画の展開が予定されています。
相方の浜田雅功さんとのコンビ企画の実現可能性や、他芸人のゲスト出演の拡大も期待されています。
『DOWNTOWN+』が成功すれば、「芸人=テレビ」という固定観念が崩れ、「芸人=マルチプラットフォーム」の時代が到来するかもしれません。
まとめ
松本人志さんがテレビに戻らない理由は、スポンサー依存のテレビ業界の構造的問題と、より自由な表現を求める松本さん自身の選択にあります。
『DOWNTOWN+』は視聴者からの直接課金により、スポンサーに縛られない自由な表現と高い収益性を実現しています。
若年層のテレビ離れが進む中、配信サービスへの移行は芸能界全体の潮流となっており、松本さんの挑戦はその先駆けといえるでしょう。
「松本動きました」という言葉は、単なる復帰宣言ではなく、お笑い界の新時代への挑戦宣言だったのかもしれません。
松本さんは”テレビの外”で再び天下を取ろうとしています。
それでは、ありがとうございました!
➡松本仁志さんの奥様については、この記事「松本人志の嫁・伊原凛(宣喜娜)はどんな人?結婚のきっかけや現在の夫婦関係を徹底調査!」で紹介しています。

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