名主役を支える脇役として活躍する野添義弘さん。
そんな野添さんですが、若い頃はどのような経験を積んできたのでしょうか。
今回は、野添義弘さんの若い頃から下積み時代、そして現在に至るまでの変化について詳しく見ていきましょう。
野添義弘の若い頃 ヒーローショーから俳優への道

アクションに長けた演技で知られる野添義弘さん。
そんな野添さんですが、若い頃はどのようにして俳優の道を歩み始めたのでしょうか。
野添義弘さんは1958年7月3日生まれ、大阪府出身の俳優です。
現在67歳(2025年現在)で、身長170cm、O型、劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)所属の名バイプレイヤー(主役を支える脇役)として知られています。
野添さんの俳優としてのキャリアは、高校卒業後のアルバイトから始まりました。
短大に入学するまでの間、ヒーローショーのスーツアクター(ヒーローや怪獣のスーツを着て高度なアクションや演技を行う)の仕事を見つけたことが、全ての始まりだったのです。
当初は展開の決まったショーに飽きを感じていた野添さんでしたが、次第にオリジナリティを加えていくうちに「演じること」に魅力を感じるようになりました。
この経験が、野添さんの現在の殺陣師としての活動の礎となっています。
野添さんは大阪電気通信大学高等学校を卒業後、短期大学に進学しましたが、ヒーローショーの仕事に没頭するあまり中退してしまいます。
そして、アルバイト先の会社の社員となり、本格的にショービジネスの世界に足を踏み入れたのです。
野添義弘の下積み時代 川島なお美との運命的な出会い

ヒーローショーで活躍していた野添義弘さんですが、どのようにして本格的な俳優の道を歩み始めたのでしょうか。
野添さんの人生を大きく変えたのが、川島なお美さんとの出会いでした。
イベントで何度か顔を合わせるうちに仲良くなった川島さんに、「演じることを仕事にするなら東京に行かなければ」という思いを相談したところ、事務所の人が「じゃあ、とりあえずうちに来る?」と声をかけてくれたのです。
こうして野添さんは川島なお美さんの現場マネージャーとして上京を果たしました。
しかし、肝心の俳優への道は一向に開けず、半年が経ったころ、大阪時代の知人に相談したところ、劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)を紹介されます。
1982年、24歳の時に池袋のシアターグリーンでSETの舞台を初めて観た野添さんは、「これがもう、めちゃくちゃおもしろくて。見終わってすぐに『ここで役者をやりたい!』と決めていました」と振り返っています。
こうして三宅裕司さん主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアターに入団。
設立3年目での入団で、劇団員生活は2025年で43年を数えています。
野添義弘の現在までの変化 名バイプレイヤーとしての活躍

劇団SETで活動を始めた野添義弘さん。
そんな野添さんですが、現在までどのような変化を遂げてきたのでしょうか。
野添さんは長年の下積みを経て、遅咲きのブレイクを果たしました。
SET加入後、三宅裕司さんの人気とともに劇団が注目を集めるようになり、野添さんも着実にキャリアを積み重ねていきました。
特に2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での安達盛長役は、野添さん自身が「代表作」と語るほどの当たり役となりました。
源頼朝の忠実な家臣として、視聴者に強い印象を残し、これが朝ドラ「虎に翼」への出演にもつながっています。
68歳となった現在でも、野添さんの身体能力は健在です。
劇団SETでアクション指導を担当し続けており、舞台「志村魂」シリーズや「魔界転生」などでも精力的にアクションを披露しています。
2025年現在も精力的に活動を続けており、劇団SETの創立45周年記念公演「ニッポン狂騒時代~令和JAPANはビックリギョーテン有頂天~」に出演。
さらにNHKドラマ「3000万」での奥島刑事役など、テレビドラマでも重要な役を演じ続けています。
まとめ
野添義弘さんの若い頃は、ヒーローショーのスーツアクターとして活動していました。
川島なお美さんとの出会いをきっかけに上京し、劇団SETに入団して本格的な俳優の道を歩み始めました。
長年の下積みを経て、現在では名バイプレイヤーとして数々の作品で活躍しています。
68歳となった今でも衰えない身体能力と演技力で、多くの作品に欠かせない存在となっている野添義弘さん。
今後の活躍にも注目が集まります。
それでは、ありがとうございました!
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